中国衛生省の衛生緊急対策弁公室の梁万年副室長は北京で11日、「深刻になった新型インフルエンザ（H1N1型）の感染状況に対応し、地域コミュニティーでの感染拡大を厳しく抑え、損失を減らすため、衛生省はすでに感染防止の対策を強化し始めた」と述べました。

　梁万年副主任は、「最近、新たな変化が起きた。感染は沿海から内陸へ、都市部から農村部へと広がった。また、個別感染から集団感染になった。10日まで、国内では確認された感染症例は累計して6968例となった。専門家によると、今年の秋と冬に新型インフルエンザウイルスの感染者数は数千万人になる可能性がある。それに対し、症状の軽重による治療法を行い、重症患者の治療を重視し、漢方医薬の予防と治療の効果を十分に活かしていくべきだ。さらに、ワクチンと薬品の生産と備蓄を速めていく必要がある」と述べました。（翻訳：トウエンカ）