中国では9月に入り新学期が始まるなか、各地で新型インフルエンザの集団感染が相次いで発生していますが、これを受けて温家宝首相は7日、秋以降の新型インフルエンザに備えた対策について協議する会議を開きました。
会議では、鉄道や航空など人が密集して移動する中で感染が発生した場合の緊急対策案の策定や、学校・農村・住宅団地での感染防止対策の整備、ワクチンなど薬品の備蓄および国際協力の強化などが検討されました。
中国では、国内の製薬会社2社が製造する新型インフルエンザワクチンがすでに承認されており、間もなく接種が始まるということです。
なお、7日の時点で、新型インフルエンザは全31の省、自治区、直轄市に広がっており、感染者数は5592人に達し、そのうち3852人がすでに回復しています。死亡者はいないということです。(鵬)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |