中国の温家宝首相は10日、大連で開幕した2009年夏季ダボス年次総会において、「内需拡大は中国経済の長期的な戦略方針であり、国際金融危機の克服にあたり、避けては通れない道でもある」と述べました。

　温首相は、「国際金融危機が世界経済に与えた影響は深刻である。金融危機への対応は長く、苦しい任務となるだろう。中国の政策は短期的な困難の克服に目を向けるばかりでなく、長期的な発展も見据えなければならない」と述べた上で、「内需拡大により、経済成長を促すのは中国政府の戦略方針である。特に、都市部や農村部住民の収入を増やし、消費意欲と消費能力を高める必要がある」との考えを示しました。（翻訳：ooeiei）