南米諸国連合加盟12ヶ国の首脳と代表は28日、アルゼンチンの南部都市バリローチェで会議を開き、コロンビアとアメリカの軍事協力強化などの問題について討議し、各加盟国の主権と領土保全を尊重し、この地域の平和と団結を促すよう呼びかけました。
この会議ではコロンビアとアメリカの軍事協力強化による地域の緊迫情勢が討議されましたが、閉会後発表されたコミュニケは、「外国の軍事力は南米諸国の主権や領土保全に脅威を与えてはならない。南米諸国連合は加盟国間の対話、協力と相互信頼を促し、不法な武装勢力や麻薬販売グループの取締りに力を入れるべきだ」と強調しました。コミュニケはさらに、「南米諸国は各加盟国の主権や領土保全とそれぞれ国民の自決権を尊重し、地域の安全保障や平和、平等に関する相互信頼メカニズムを確立して、加盟国間の武力行使に反対していく」としています。
これは南米諸国連合がこの1ヶ月内に行った二回目の首脳会談ですが、コロンビアとアメリカとの軍事協定については具体的な協議は結ばれなかったものの、各加盟国の外相と国防相からなる南米防衛委員会が9月に会議を開き、アメリカの南米地域での軍事戦略、それにこの地域の安全と相互信頼の強化について討議する予定だということです。(08/29 翻訳者:Lin)
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