7月下旬以来、欧州委員会は中国製ワイヤーロープ、ステンレスパイプやグルコン酸ナトリウムなどの輸入品に対し、反ダンピング調査を行ってきましたが、EUの輸入商社と小売商社の利益を代表する貿易協会の法律顧問のスチュアート・ニューマン氏は20日、インタビューを受けた際、「これら反ダンピング調査は貿易保護主義的な措置だ」と指摘しました。
ニューマン氏は、「今度の中国からの輸入品に対する反ダンピング調査は欧州企業を保護するためだと言うが、これらの企業は国際市場のニーズには適時に対応できず競争力に欠けている。反ダンピング関税の徴収を通じてこれら企業を保護するのは不合理である。これみよって、輸入コストが上がり、そのしわ寄せが消費者に行くだろう。欧州委員会は、その保護措置を改革し、特に反ダンピング調査の透明度を高めるべきだ」とみています。
ニューマン氏はまた、「欧州委員会の反ダンピング調査の規定には多くの欠点があるものの、中国企業は欧州委員会や欧州の輸入商社との協力と協調を強化し、徴収される反ダンピング関税を最大限に減らすため努めるべきだ」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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