モンゴルの首都ウランバートルで開かれた、現在のウイグル族の先祖と言われる古代回鶻に関する「考古学文化研究国際シンポジウム」は2日、中国とモンゴルの協力事業と成果を総括して閉幕しました。
シンポジウムには、中国、ロシア、日本、モンゴルなど6カ国からおよそ40人の専門家や学者が参加し、学術的な見解を発表しました。
内蒙古自治区文物考古研究所の陳永志所長は、「今回のシンポジウムは、中国とモンゴルの共同考古学チームが2005年からモンゴルで展開してきた古代遊牧民族文化研究事業を総括し、成果を報告した。そして、国際考古学界のために交流の場を提供した」と述べました。
共同考古学チームは、モンゴルで初めて中国の唐王朝の特色をもったレンガ造りの古墳や壁画などを発見しました。
古代回鶻考古学研究は、モンゴル高原で活躍していた古代遊牧民族間の文化的なつながりや、遊牧文明の形成を解明するのに、学術的価値があります。(朱丹陽)
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