日米両政府は18日東京で、「日米安全保障高級事務レベル協議（ＳＳＣ）」を開きました。双方は、アメリカが日本に提供する「各の傘」のあり方について、公式協議を定期的に開催することで合意しました。訪日中のアメリカ東アジア・太平洋担当のカート・キャンベル国務次官補、日本外務省の梅本和義・北米局長と防衛省の高見沢将林防衛政策局長がこれに参加しました。

　朝鮮がこのほど、再び核実験を実施したことを受け、これに対して、日本国内では、核保有に関する議論の声が高まってきました。キャンベル国務次官補は同日、「日本が核兵器を保有するのは賢明ではない。これは、日本にいかなる利益ももたらさない。また、アジア地域の平和と安定に不利だ」と強調しました。

　また、双方は普天間にあるアメリカ軍基地の移転と日米安全保障条約締結５０周年の記念行事について意見を交換しました。(万、大澤)