第5回海峡両岸経済貿易文化フォーラムが11日湖南省の省都・長沙で開幕しました。中国政治協商会議の賈慶林議長、台湾の中国国民党の呉伯雄主席が出席し、開幕式の挨拶に立ちました。

　賈慶林議長は挨拶の中で、「海峡両岸が共通する中華文化を継承し、両岸の文化の交流と協力を推し進め、深めていく必要がある。文化面の協力をもとに、教育界の交流と協力を強化し、関連協議で体制化する」と述べました。

　これに対して、呉伯雄主席は、「新たな時期に、両岸関係が持続可能な発展を維持し、近い将来実質的な成果を収められるかどうかは、文化の交流、往来と融合が鍵となる」とし、「文化に関連するクリエイティブ産業の共同発展を促進し、教育界とマスコミの交流を強化していく」という提案を打ち出しました。

　海峡両岸の文化人、教育界と商工業界の専門家、関係者、それに学生の代表ら、合わせて530人余りがこのフォーラムに出席しました。今回のフォーラムはこれまで初めて文化と教育をテーマにし、海峡両岸が文化と教育の交流と協力を拡大する可能性について議論を展開します。（翻訳：KH）