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ウルムチ市内、秩序を取り戻しつつある

2009-07-08 22:30:42     cri    

 8日午後、ウルムチ市のジールラ・イサムディン市長が市内で記者会見を行い、5日の暴動後、ウルムチ市が安定した市民生活のために行った取り組みと現状について紹介しました。

 それによりますと、事件が起きてから、ウルムチ市政府は早急に緊急対策を講じ、事態を掌握した後、破壊された公共施設の復旧にあたっています。現在、市民の生活に必要な水道、電力、ガスは正常に供給され、公共交通機関の大部分が正常に運行しており、一部の企業はすでに営業を再開しています。

 ジールラ・イサムディン市長はまた、「地元政府は犠牲者に対して、DNA鑑定による身元確認の作業などを行っており、そのための特別資金を確保した。さらに、死傷者及びその家族に対する支援も始まっている。このほか、大きな被害を受けた企業や商店に対して、政府は生産と経営の回復のため、援助をしていく予定だ」と話しました。

 ウルムチ市の様々な努力により、市場へ商品が安定して供給されるようになり、レストランは8日午後から相次いで営業を再開したということです。

 一方、地元の市民たちは記者のインタビューに対して、平和に暮らすことが一番の願いだと述べています。

 金銀路付近の東環大市場では、打ち壊しの跡はすでにきれいに片付けられましたが、まだ客足はまばらです。市場で警備に当たっているアイクバイルさんは、暴動が起きてから現在まで、24時間勤務を続けています。アイクバイルさんは、「社会の安定を心から願っている。暴動の発生をたいへん悲しんでいる」と話しました。

 罪もない人たちの声明や財産をも危険にされした暴徒の行為に、各民族は助け合いながら、ともに過ごしてきました。新疆ウィグル自治区中医院救急センターの医師・ジュライティさんは負傷者の治療に全力で取り組むことこそ、自分の唯一の願いだと話しました。

 ジュライティ医師は、「こうした事態は誰もが憎むべきことだ。少数民族の1人として、私もこうした行為を憎んでいる。こうしたことは人々の平和な暮らしを破壊することにしかならない。医療関係者として、一人でも多くの人を手当てしたい」と話しました。

 5日の暴動による負傷者は1000人に上ったため、ウルムチ市内の病院では血液の使用量が急激に増えました。6日だけでも、血液センターは全市内の病院に対し、18万ミリリットルもの血液を供給しました。血液が不足しそうになった血液バンクは、市内各地で呼びかけたところ、またたく間に献血を希望する人の長い列ができました。

 献血者の中には、ウィグル族の人々の姿も見られ、八一鉄鋼集団のウィグル族の職員は、「一番望んでいることは、日々の暮らしを安心して過ごせることだ」、「必要な人に使ってもらうため、自発的に献血に来た」と言い、暴動に巻き込まれ、負傷した人の救助に意欲を示しました。

 平穏な暮らしが暴徒たちによって破壊されることは、人々にとって最も望まないことです。市民の誰もが、団結していて、安定した環境の下で、安全で、美しい生活が再び送れるようになりたいと切に願っています。(翻訳:Yan)

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