イタリアを訪問中の中国の胡錦涛国家主席は現地時間6日、ローマでベルルスコーニ首相と共に、中国・イタリア経済貿易シンポジウムに出席しました。

　席上、胡主席は、「イタリアは欧州において、中国ともっとも早く貿易を行った国の一つだ。国交樹立後、両国の貿易は急速な発展を遂げた。現在、イタリアは欧州において、中国の5番目の貿易パートナーおよび、3番目の技術導入先となっている。国際金融危機は両国の貿易協力に厳しい試練をもたらした。しかし、両国が手を携え、革新していけば、良好な経済貿易協力の勢いを保つことが出来る」と述べた上、さらに、新しい情勢の下で、経済貿易協力を原動力として、両国の戦略パートナーシップを全面的に強化していくなど5つの提案を出しました。

　これに対し、ベルルスコーニ首相は、「胡主席の今回の訪問は非常に重要な意義がある。双方の指導者は効果ある会談を行い、両国の友好協力の強化について幅広く、共通認識に達した」と述べました。（翻訳：トウエンカ）