胡錦涛国家主席は6日、訪問先のローマでイタリアのジョルジョ・ナポリターノ大統領と会談を行いました。
胡錦涛主席はその中で、「中国はイタリアと協力して、両国の友好協力の伝統を広め、共同で国際金融危機に対応し、中国とイタリアの全面的な戦略パートナーシップを新たな段階に推し進めていきたい」と述べました。
胡錦涛主席はまた、両国の関係発展について5項目の提案を打ち出しました。一、ハイレベルの往来を強め、両国の友好関係を深めること。来年は中国とイタリアの国交樹立40周年にあたり、双方がその祝賀イベントを成功裏に行うよう、またイタリアで開催される中国文化年イベントを成功させること。二、政治面の相互信頼を強化し、相手が関心を寄せる問題に注目すること。台湾、チベット問題は中国が関心を寄せる問題で、イタリア側が引き続き理解と支持を与えてくれることを望む。三、実務的な協力を拡大させ、相互利益を実現させること。四、人的往来と文化面の交流を広げ、国民間の友情を深めること。両国の大学、科学研究機構とシンクタンク、それにマスコミの交流を深める。五、多国間協力を強化し、調和の取れた世界作りを促進すること。
これに対して、ナポリターノ大統領は、「中国の平和的で調和の取れた発展は世界への重大な貢献である。イタリアは中国の国際金融危機の対応策を高く評価し、経済発展の刺激策が成果を収めたことを喜ばしく思う」とし、「イタリアは中国とEU・欧州連合の関係をとても重視している。両者の関係発展に積極的な役割を引き続き果たしていきたい。イタリアは一つの中国という政策を堅持する」と述べました。(翻訳:KH)
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