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ホンジュラスのセラヤ大統領、帰国できず(更新)

2009-07-06 15:34:21     cri    

 ホンジュラスの大統領を罷免されたセラヤ氏は5日、航空機でワシントンからホンジュラスの首都テグシガルパへ向かいましたが、ホンジュラス暫定政府に妨げられ、帰国することができませんでした。一方、空港近くで待っていたセラヤ氏の支持者数万人が警察側と衝突し、少なくとも1人が死亡し、数人が負傷しました。

 セラヤ氏一行9人が乗った航空機はベネズエラ政府の特別機です。一行は国連総会議長のブロックマン氏やホンジュラスの外相を罷免されたロダス氏などが含まれていました。しかし、ホンジュラス暫定政府はこの日、ホンジュラス全土の空港で離着陸の制限を発表し、セラヤ氏一行を乗せた特別機は着陸を強行しようとしましたが、隣国のニカラグア国際空港へ着陸せざるを得ませんでした。

 セラヤ氏帰国が妨げられたことを知り、セラヤ氏の支持者数万人は空港のホンジュラス警察部隊と激しく衝突しました。これにより、男性1人が流れ弾に当たって死亡し、多くの支持者が負傷しました。

 ホンジュラスのミチェレッティ暫定大統領が5日、「ニカラグア政府がホンジュラスと国境へ軍隊を派遣している」とした上で、軽率に力に訴えてならないとニカラグア軍に警告しました。これに対し、ニカラグアのオルテガ大統領が否認しました。

 同日、ホンジュラス暫定政府のカスコ外務次官は声明を発表し、「暫定政府はホンジュラスの政治危機を解決するため、米州機構との交渉を再開することを期待する」とした上で、「暫定政府はハイレベル交渉代表団を派遣し、衝突の拡大を防ぐために米州機構と交渉を行う」と述べました。

(翻訳:huangjing)

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