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何外務次官、国際体制などで中国の立場を表明

2009-07-06 11:35:50     cri    

 中国外務省の何亜非次官は5日、胡錦涛国家主席のイタリア訪問代表団がローマで行った記者会見で、国際体制の構築、超主権国際準備通貨の設立、気候変動などの問題について中国の立場を述べました。

 国際体制の構築について、何次官は、「現在、多くの人が現行の国際体制は代表制に欠けていると見ている。中国は、いかなる体制でも広範な代表制と平等性を持つべきで、国の大小と貧富に問わず同等の発言権を与えるべきだと認めている」と述べました。

 また、何次官は現在の国際通貨システムについて、「中国は、アメリカが国際準備通貨の発行国として、ドルの安定を維持する責任があると見ている。実際にドルは国際的に主要な準備通貨である。現在、国家主権を超えた準備通貨、超主権国際通貨は一部の専門家と学界で検討されている問題であり、中国政府の立場を表すものではない」と指摘しました。

 気候変動問題については、何次官は「『国連気候変動枠組み条約』と『京都議定書』は気候変動についての基礎的な文書である。炭素税の徴収をめぐり、中国は、気候変動問題を利用して貿易保護主義を推進することに断固として反対する」と強調しました。

 また、食糧安全について、「中国は国内の食糧供給を保障するだけでなく、アフリカ諸国をはじめとする発展途上国の食糧問題解決を後押ししてきた。食糧を安定して供給することは最も重要な人権の一つだ」と語りました。朝鮮核問題については、「国連安保理の決議が全面的に実行されるとともに、6カ国協議の再開に向けて努力するよう希望する」と強調しました。(翻訳:玉華 チェック:安藤)

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