胡錦涛国家主席は8日から10日にかけてイタリアのラクイラで開催されるG8・新興5カ国首脳会議に出席する予定です。中国外務省によりますと、今回のサミットで、中国はG8と新興5カ国との間の対話と協力を促し、国際金融危機と課題に共に対応していくことに尽力していきます。
2日の外務省の記者会見で、何亜非外務次官は、「今回のサミットは、金融危機、気候変動、エネルギー安全、食糧安全、発展問題、特にアフリカ諸国の発展問題について意見を交換する」と述べました。
国際的な影響力の拡大に従って、中国はG8との対話と交流をますます重視し、先進国と新興国との間で平等な協力パートナー関係を構築し、互恵共栄と共に課題を解決することを主張しています。2003年から、中国はG8・新興5カ国首脳会議に積極的に参加してきました。
今回のサミットについて、何亜非外務次官は、「2回行われたG20サミットに基づいて、金融危機への対応、世界的な景気回復のために力強いシグナルをを発信すること。G8と新興国の間の対話と協力を推進し、平等、互恵、共栄のパートナー関係を構築すること。金融危機が経済的な発展と食糧安全問題にもたらす影響を国際社会に注目させ、発展途上国、特にアフリカ諸国における課題を解決させることなどにある」と述べました。
また胡錦涛国家主席は5日から8日にかけてイタリアを、10日から11日にかけてポルトガルを訪問します。イタリアは中国のEUにおける5番目の貿易パートナー国です。2008年両国の貿易総額は380億ドルを超えました。ポルトガルとは、今年中国との国交樹立30周年にあたり、さらにマカオ帰還10周年にあたります。(翻訳:ooeieiチェック:安藤)
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