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60年を歩んできた中ロ関係

2009-06-18 16:07:36     cri    




















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 ロシアを訪問中の中国の胡錦涛国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領が17日、中ロ国交樹立60周年記念大会に出席しました。双方は「中ロ首脳共同声明」を発表し、一連の2国間協力文書に署名しました。これにより、両国関係は新たな一ページに入り、より協力の新しい段階に上がってきました。

 歴史の流れから見れば、60年はたったの一瞬でした。しかし中ロ関係の歴史で、この60年来、数多くの記憶が残されました。1949年の新中国成立から冷戦の終了まで、中国と旧ソ連の関係が様々な試練に耐えました。旧ソ連の崩壊後、中国とロシアが1991年旧ソビエト連邦との外交関係を引き継ぎ、両国関係に新たなチャンスを提供しました。その後、中国とロシアは、「友好国」から「建設的パートナー関係」の構築、そして「21世紀に向けた戦略的協力パートナー関係」作りまで、二国間関係の枠組みが徐々に完備されてきました。

 現在、国際金融危機、地域や国際問題が絶えず表れている中、中国とロシアの戦略的協力パートナー関係がたくさんの分野で発展しています。これは歴史の経験と教訓の上で出された選択でもありますが、時代の流れに従って、両国人民の共同願いにも一致しています。

 まず政治の相互信頼の面から紹介しましょう。現在、両国の間に、指導者や政府首脳の定期会合メカニズムが設立され、「中ロ善隣友好協力条約」が調印され、国境問題が解決され、上海協力機構の設立を共に提唱し、国連などの多国間枠組みの中で協力を行っています。今回発表された「中ロ首脳共同声明」は、核心利益に関わる問題について互いに支持しあいと強調しています。これは両国の政治相互信頼が今までにない高い水準に達したことを物語っています。

 中ロ関係の中で、経済協力はとても潜在力のある分野です。二国間貿易額が90年代初めの数十億ドルから2008年の568億ドルに上がり、協力範囲も貿易分野から金融、エネルギーなどに広まっています。今年4月、中国とロシアが石油協力の政府間協議に調印し、エネルギー協力に立ちはだかっていた壁を破りました。今回胡錦涛主席のロシア訪問中、双方は天然ガス、石炭などの協力覚書および中国輸出入銀行とロシア対外経済銀行の7億ドルの貸付協議などの文書に調印しました。

 そして、人的、文化の協力も欠かせない一部分です。2006年と2007年、中国とロシアが互いに相手国をテーマとする「国家年」を開催し、両国人民の相互理解を深め、友好の社会基盤を強めています。今年中国で開催されている「ロシア語年」および来年ロシアで開催される「中国語年」は、「国家年」の成果を強固なものにするためにあります。これらのイベントは、両国の人的、文化分野の交流と協力をさらに促進していくでしょう。

 2009年の両国の関係史上における地位について、胡錦涛国家主席は、「今年は、両国関係発展で重要な意義のある一年だ」と述べました。60年来の発展を経て、中国とロシアは、すでに安定、健全な戦略的パートナー関係を築いてきました。さらに、現在複雑な国際情勢に直面している中、両国は一衣帯水の隣国として、共通の利益を持っています。国交樹立60周年の新しいスタート地点に立ち、中国とロシアがよいパートナー、よい隣人、よい友達になることは両国人民の根本的利益に合致するばかりか、世界の平和と安定にもプラスとなります。

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