ロシアの国営ガス会社ガスプロムは15日、イタリア、ブルガリア、ギリシャ、セルビアのエネルギー企業とともに、ロシア南部のソチで天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム(South stream)」を建設する協力文書に調印しました。このプロジェクトは2015年に、完成する見込みです。
ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は、「協定に調印した企業の合資企業は5月末までに登録作業を終え、来年7月1日までにプロジェクトの実行可能性についての研究報告を提出する計画だ」と明らかにしました。
これと同時に、ガスプロムとイタリアのエネルギー大手ENIは覚書と補充文書に調印しました。これにより。天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」が黒海の海底を経由する部分のガス輸送量を現在の毎年310億立方メートルから630億立方メートルに引き上げる計画です。
ロシアのプーチン首相とイタリアのベルルスコーニ首相がこの日の調印式に出席しました。プーチン首相は調印式の後、「天然ガスパイプライン『サウス・ストリーム』の経済面での収益は明らかだ。この問題を政治化してはならない」と述べました。(翻訳:洋 チェック:大澤)
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