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ロシアメディア、ラブロフ外相訪朝の成果を楽観視せず

2009-04-24 11:30:00     cri    

 ロシアのラブロフ外相は23日、ピョンヤン入りし、2日間に渡る朝鮮への訪問を始めました。ラブロフ外相の訪朝は、朝鮮が人工衛星の打ち上げを行った後、朝鮮半島の核問題が新しい展開を見せる「敏感」な時期に行われ、朝鮮の核問題は会談の議題の一つとなります。

 ラブロフ外相は23日、朝鮮のパク・ウィチュン(朴義春)外相と会談しました。双方は両国関係の発展、朝鮮半島と東北アジアの情勢について話し合い、朝鮮の核問題と6カ国協議の見通しなどについても意見を交換しました。ラブロフ外相は会談後、「6カ国協議の再開について、ロシアはまだ解決の糸口を見出せていない。これは複雑な問題で、今既存の基礎を基点とし、関係各国はいずれも、これまで合意に達した協定を履行し、6カ国協議を再開するために必要な解決案を探さなければならない」と述べました。

 今月5日、朝鮮は試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げに成功したと発表しましたが、国連安保理は13日議長声明を採択し、「この打ち上げは安保理の第1718号決議に違反した」としています。朝鮮側はその後発表した声明の中で、安保理の議長声明を拒否した上で、6カ国協議からの離脱を発表しました。

 ラブロフ外相の訪朝は、朝鮮にとって6カ国協議に戻るチャンスです。しかし、ロシアのメディアには、今回の訪朝が期待通りの成果をあげられるかどうか疑問視する声が聞かれています。(翻訳:玉華 チェック:米村)

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