全世界では、A型インフルエンザ(H1N1)に感染した患者が引き続き増加しています。WHO・世界保健機関が12日発表したデータによりますと、北京時間の13日正午までに、全世界の31の国と地域で合わせて5251人の患者が報告され、そのうち61人がすでに死亡したということです。
また、WHOのインフルエンザの専門家・進藤奈邦子氏は12日、「症状が軽いA型インフルエンザの患者はほとんど抗ウイルス剤を飲まなくても治るため、全ての患者に抗ウイルス剤を投与する必要はない。これらの薬は、症状がひどく、ひいては死亡の危険性がある患者に残しておくべきだ。例えば、心臓病、糖尿病を持つ人や妊婦などは一旦ウイルスに感染したら、症状がひどくなる可能性が高い」としています。(翻訳:洋 チェック:金井)
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