中国衛生省は10日夜、国内で初のA型インフルエンザ（H1N1）感染の疑似症例が四川省で見つかったと発表しました。地元四川省では、迅速に対応措置を取っています。

　10日午後、衛生省は四川省衛生庁から四川人民病院で発熱症例が1例見つかった報告を受けました。症状や検査の結果、A型インフルエンザ（H1N1）感染疑似症例と初歩的に診断されたということです。

　四川省衛生庁の王正栄副庁長は、「衛生庁はこの患者が利用した航空便などの状況を衛生省や西南民間航空管理局、出入国検査検疫局などの部門に報告した。そして、患者が診療を受けた人民病院に対する消毒をし、患者と密接に接触した人に対する観察措置を講じている」と述べました。（翻訳：トウエンカ）