中国の温家宝首相は5日、国務院常務会議を主催し、A型(H1N1)インフルエンザの防疫措置をさらに強化していくことを検討しました。
会議は「現在、A型インフルエンザ防止の重要な時期にある。20以上の国と地区では疫病が発生した。中国は必ず警戒を強めなければならない」と指摘しました。
また、会議は「出入国者の検査検疫を引き続き強化し、医療の救援の準備をしておく。感染者を発見したら、直ちに隔離して、検査、診断と治療を行う。また、A型インフルエンザワクチンの研究を急ぐ必要がある。その上で、関係各国や国際組織との協力を強化し、香港、マカオ、台湾と協力システムを設立して、援助の必要な国と地区に資金や物資、技術などの支援を提供していく」と強調しました。
会議は「中央財政は、50億元の特別資金を防疫活動に拠出した。地方の各級財政部門も早く特別資金を出すべきだ」としています。
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