2日、メキシコ外相が「中国がインフルエンザに感染していないメキシコ人を隔離することは差別であり、科学的な根拠のないやり方だ」として、「このような差別や公正でないやり方を改めるまで中国旅行を慎むよう」メキシコ国民に勧告しました。
これを受けて、中国外務省の馬朝旭報道官は4日、「中国は関連の報道に関心を寄せた」として、「4月30日、メキシコからAM098便で中国に入ったメキシコ人が香港でA型インフルエンザ(H1N1)に感染したことが確認された。A型インフルエンザの感染防止のため、同じ便で来る旅客に対して医学的な隔離を行った」として、「関連の措置はメキシコ人だけのことではなく、差別ではない。これは純粋な衛生検疫上の問題で、大局から中国のやり方を理解してもらい、客観的かつ冷静に処理するよう」求めました。
これについて、WHO・世界保健機関の北京事務所の代表は、「隔離を行う場所は、医療機関でも、家庭でも、ホテルでもいい。したがって、中国が取った措置は合意的だと言える。何より大事なのは場所ではなく、疑いのある人を観察することだ」と、中国の隔離政策を評価しました。
(翻訳:ヒガシ)
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