IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は20日、21世紀に向けた原子力エネルギーに関する閣僚レベル国際会議で、武力ではなく、国連安保理の枠組の下で、対話を通じて、朝鮮とイランの核問題を解決していくよう呼びかけました。
朝鮮はこのほど、6カ国協議をボイコットし、IAEAの核査察官を追放し、核実験を再開することを発表しましたが、これに対し、エルバラダイ事務局長は、「6カ国協議を再開し、IAEAの核査察官が朝鮮に戻ることを希望する」と述べました。
またイランの核問題に触れた際、エルバラダイ事務局長は、「イランの核計画が平和利用範囲に属するものかどうかは核査察によって判断できるものではない。脅威に対する分析はイランと国際社会が対話と交渉を通じて行うべきだ」と述べたあと、イランとアメリカが正常な関係を結び、中東地域全体の状況を改善するよう希望しました。(翻訳:トウエンカ)
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