韓国統一省の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は19日、朝鮮が21日の開催を提案した開城(ケソン)工業団地での南北当局間の接触を受け入れると発表しました。これは昨年2月に李明博政権発足後、韓国と朝鮮が行う初の政府間会談です。
李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官が明らかにしたところによりますと、韓国側は21日、統一省開城工業団地事業支援室長ら約10人を派遣し、朝鮮側と交渉します。韓国側は、先月末から工業団地内で拘束されている韓国人職員の解放問題や、工業団地の安定的発展について話し合いたいとしています。また、朝鮮によるこの提案に鑑み、韓国は大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への全面的参加に関する決定を、21日以降に延期するということです。
朝鮮はこのほど、6ヶ国協議の脱退と核計画の再開を発表したほか、先月、朝鮮の政治制度を糾弾したとして、開城工業団地の韓国側職員1人を拘束しました。これらの事件により、朝鮮半島の情勢はさらに悪化しました。今度の接触では主にこの2点をめぐり討議されると見られています。(翻訳:ZHL チェック:安藤)
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