イランのアフマディ・ネジャド大統領は9日、イラン中部の都市イスファハンで、「イランの『国家核技術記念日』を祝賀するため、イラン初の核燃料製造工場・イスファハン重水炉燃料工場が正式に稼動した」と述べました。
この核燃料工場はイランが独自に建設したもので、主にアラク重水炉用のウランの酸化物を生産しています。
ウラン酸化物の生産はウランの濃縮と違います。濃縮ウランは主に、軽水炉の燃料として使用されます。アメリカと西側の同盟国はイランが重水炉の廃棄物を加工して核兵器の製造に使用されるプルトニウムを精錬することを憂慮しています。
この日、イランの副大統領でゴラムレザ・アガザデ原子力長官は祝賀式典で、「ナタンツの核施設で約7000台の遠心分離機が稼動している。イランは核技術を獲得する新しい段階に入り、すでに、より精確な遠心分離機を製造する技術を得た」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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