2日間にわたって開かれたNATO・北大西洋条約機構首脳会議は4日午後、フランスのストラスブールで閉幕しました。会議はデンマークのラスムセン首相を次期事務総長に指名したほか、アフガニスタンにおける新戦略の実施とNATOの新戦略の研究・制定などの問題で合意しました。
首脳会議の後、デ・ホープ・スケッフェル事務総長、フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相が共同で記者会見し、「アフガニスタンの軍事と治安の能力を養い、経済発展をサポートするために、アフガニスタンで新戦略を実施することになった。また、各国はNATOの新戦略の制定に同意し、その『新世紀における方向』を明確にした。関連文書は次回のNATO首脳会議で採択される予定である」と述べた上で、「NATOはロシアとの『建設的な関係』の構築を希望する」と語りました。
サルコジ大統領は、アメリカのオバマ大統領が国際事務で果たしたリーダーの役割を評価し、「オバマ大統領は、ヨーロッパの防衛建設を支持し、ヨーロッパがNATOでさらに重要な役割を発揮する必要があると考えている」と述べました。
メルケル首相はドイツとフランスの共催による首脳会議の成果に満足の意を表しました。(Katsu/大澤)
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