第21回アラブ連盟首脳会議が30日夜、カタールの首都ドーハで、ドーハ宣言を発表して閉幕しました。

　ドーハ宣言は、アラブ諸国は団結を強め、効果的かつ実務的な対話を通して意見の食い違いを解消し、アラブ民族の最高利益を守るべきであるとしています。宣言はさらに、パレスチナ人のイスラエルへの抵抗行動を引き続き支援し、侵略行為を直ちに停止するよう求めました。そして、ガザ地区への封鎖を解除し、戦争にかかわる責任者を国際法廷へ引き渡すようイスラエルに求めました。宣言はまた、アラブ諸国がパレスチナ内部の分裂を終えるために払った努力を支持すると表明しました。

　また、国際刑事裁判所がスーダンのバシル大統領に逮捕状を出したことについて、反対の立場を表明した上で、主権と国の安全を守り、領土を保全するためのスーダン政府の努力を支持するとしています。（丹・吉田）