国連のパン・ギムン事務総長は25日、ニューヨークを訪問中のイギリスのブラウン首相と、世界の金融危機がもたらしたチャレンジをめぐって会談を行いました。
双方はこの後開かれた記者会見で、「国際社会は効果的な措置をいち早く取り、世界的な金融危機がもたらしたチャレンジに対応すべきだ。ロンドンで行われるサミットが、金融危機の対応、発展途上国の経済発展への支援、国際金融機構の改革などの協議で成果を収めることを期待している」と表明し合いました。
パン・ギムン事務総長はまた、「ロンドンサミットは金融危機対応のため、大規模で、確実な刺激策を打出すべきだ。それには後進国に支援を与えるという内容が含まれなければならない。また、貿易保護主義に断固として反対する必要がある。このほか、G20に加盟した国の指導者たちは、関係国のグリーン経済への転換をサポートし、世界のルールと現存のシステムに改革を行うべきだ」との見解を示しました。
これに対しブラウン首相は「ロンドンサミットは世界各国にシグナルを出した。それは国際情勢に応じて、最も貧しい国の安定と経済発展の需要を満たすため、いまの銀行システムと金融機構に対する改革を行わなければならない」と指摘しました。(03/26 翻訳:Yin)
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