中国の温家宝首相は20日から22日にかけて、中国東北部の遼寧省に対する調査研究に赴きました。温家宝首相はその中で、「世界金融危機に対応するため、中国政府は2年間で4億元を投入する包括計画を制定し、その実施を急がなければならない。そうでなければ、当面の主導的なチャンスを見逃す可能性がある」との考えを示しました。
温家宝首相は、「国は、東方部の工業基地を振興させる戦略を実施しており、金融危機対策で基礎を固めた。今後も引き続きこの方針を堅持し、東北部の工業基地の優位性を生かし、経済の安定成長を促していかなければならない」と述べました。
調査期間中、温首相は工場や埠頭を巡り、13の企業を視察しました。その中で「内部と外部という2つの面から企業が直面している困難を解決しなければならない。企業も、構造の調整やイノベーション、競争力の向上などに力を入れるべきだ。政府側は企業の負担を減らし、その発展に良い環境を作らなければならない」と語りました。
(翻訳:洋 チェック:大澤)
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