中国の温家宝首相は13日北京で、「中央政府は香港やマカオの経済発展を全力を挙げて支援する。祖国は永遠に香港とマカオの強固な後ろ盾である」述べました。

　これは全人代閉会後の記者会見で述べたものです。温家宝首相はこの中で、「香港は国際金融センターとして、金融の安定を維持することは国際金融危機に対応する上で最も重要だ。中央政府は内陸と香港との金融協力を強化し、香港において人民元で決算するサービス方案を出来るだけ早く実施していく。香港や珠海、マカオを繋ぐ大橋の工事の融資問題はすでに解決され、今年中に工事を開始する。また、今年中にCEPA（中国大陸と香港との経済貿易関係緊密化協定）の補充議定書に調印し、香港に対するサービスの開放を拡大していく。そして、中央政府はマカオの適度に多元化した経済発展を実現させる新しい措置を準備する。さらに、香港とマカオはアジア金融危機に対応した経験がある。われわれは、特別行政区政府の指導の下で、香港とマカオの人民が困難を克服し、繁栄と安定を引き続き維持していくことが出来ると確信する」と述べました。（翻訳：トウエンカ）