タイの名門大学・チュラロンコン大学中国研究センター主任はこのほど、ダライ・ラマの「チベットの高度の自治」という説には根拠がないものだと指摘しました。

　この学者は、「チベット自治区、青海省、四川省、甘粛省、雲南省などのチベット族が集まる地域で『高度の自治』を実施して、漢民族とほかの民族を移住させるというダライ・ラマの代表の提案は中国政府が受け入れられないものだ」として、「ダライ・ラマは高度の自治を求めている。タイにもこのような問題が存在し、イスラム教徒は仏教徒を南部の三つの省から追い払おうとしている。しかし、世界のあらゆる政府もこのような根拠のない要求に答えるはずがない」としています。（翻訳：ヒガシ）