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国際金融危機の影響、湖南省の農民にも波及

2009-03-02 15:11:42     cri    

 湖南省の農民の多くは故郷を離れ、出稼ぎ労働者として働いていますが、これら湖南出身の出稼ぎ労働者が就職先でリストラされ、故郷に戻っています。賀建来さんと黄鳳風さんはいずれも婁底市の村民で、「湖南省に戻った出稼ぎ労働者」です。この二人は地元で取れる農産物を利用して、1月16日に婁底市初のサツマイモなどの雑穀を主食とする「新農村サツマイモ・レストラン」を開きました。この店は開業してから2ヶ月ほどで、30人近くの「湖南省に戻った出稼ぎ労働者」を雇うほど、人気の高いレストランとなりました。

 賀建来さんは湖南省婁底市の双江村の村民で、1998年から南部の広東省に出かけて働いてきました。2008年9月に、就職先の経営が不振になったため、賀建来さんは仕事をやめ、広東を離れて、湖南の故郷に戻りました。賀建来さんは自力で創業する計画を立てようとしていましたが、どういう業種に携わるか迷っていました。

 色々考えた末、賀建来さんは幼馴染の村民の黄鳳風さんと共に創業することにしました。黄鳳風さんは、2008年8月に他所での仕事を終え、故郷に戻って創業しようとしていたコックさんでした。この二人は65万元を投資して、経営面積720平方メートルのレストランを開きました。開業してから2ヶ月ほどで、このレストランは大規模な宴会を15回も請け負ったことがあるほど繁盛しています。

 湖南省政府部門は経営免許の発給など開業の手続きを簡略化したため、開業の手続きをするにも一週間しかかかりませんでした。また、税収においても減免などの優遇策が講じられています。

 これまでに、湖南省では延べ200万人の「湖南出身の出稼ぎ労働者」が再就職できました。湖南省の政府部門はこれらの出稼ぎ労働者を対象に、300回あまりの面接就職会を開き、60万以上の就職チャンスを提供しました。湖南省労働・社会保障局の責任者も、「今年、湖南省はさらに3億9000万元を拠出して、55万人の湖南出身の出稼ぎ労働者に対して職業技能訓練を行う」と述べました。(翻訳:KH)

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