スウェーデン訪問中のパレスチナ民族権力機構のアッバス議長は24日、ストックホルムでパレスチナ民族解放運動(ファタハ)とイスラム原理主義組織(ハマス)が団結政府を成立させることを阻止しないよう、国際社会に呼びかけました。
アッバス議長はスウェーデン通信の取材を受けた際、「ファタハとハマスが新たな団結政府を成立させるのは、パレスチナ人が困難を打開する唯一の手段だ。国際社会は以前のように阻止しないよう」と述べました。
また、アッバス議長は「これまで政府の成立が失敗した原因は、イスラエルとアメリカなどの国々がハマスを承認しなかったためだ」と示しました。
さらに、アッバス議長は「団結政府はパレスチナ民族解放運動が承したことを尊重しなければならない。その中には、イスラエルとの和解協議も含まれている」と述べました。(万、大沢)
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