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中国、農村部貧困層住民の能力向上を支援

2009-02-23 15:43:54     cri    




















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 中国政府は、衣食住問題を抱えているか、または衣食住問題を解決したばかりの住民に対する支援基準を今年から高め、貧困層住民への支援を全面的に展開しています。こうして農村部貧困層住民の能力向上への支援は主管部門の主な任務となっています。専門家はこれについて「これは、貧困撲滅政策による利益を受けられる対象範囲を拡大し、農村部貧困層住民の生活レベルの向上に繋がるだろう」としています。

 1980年代の基準では、一人当たりの年間収入が786元以下の住民は、中国では「絶対貧困人口」となり、一人当たりの年間収入が786元から1067元までの住民は低収入層となります。この二者は異なる貧困支援政策の対象となっていますが、いずれにしてもこれら人口はそのほとんどが農村部にいます。中国の経済力が強まるににつれ、貧困層支援の基準を引き上げることが急務となってきました。

 この政策の変化について、国民経済研究所の樊綱所長は、「農村部の貧困層住民の能力を高めるため、各地政府はこれら住民に雇用チャンスを提供しており、これら住民は労働技能を高めなければならない」と指摘した後、「発展と貧困撲滅を実現する最も有力な手段は、雇用チャンスを作ることだ。農村部では、政府の補助金だけではなく、大量の雇用チャンスを確保することが大事だ。現在、労働者を育成し、その労働技能を高めることが優先されている」と話しました。

 広西チワン族自治区は中国西南部にあり、ここには貧困層住民が比較的集中しています。ここ数年、貧困層住民の能力を高めるため、自治区の主管部門は農村部に農業技術者チームを派遣し、講座を開いたりして、植物栽培と動物養殖などの技術を農民に教えました。

 これについて、育成訓練を受けた農民の農建寛さんは、「育成訓練を受けて、私たち住民は考え方を変た。これまでずっと稲とトウモロコシを栽培してきたが、今は、サトウキビ、穀物と野菜など価格の高いものを栽培することにした。これら栽培によって私たちの収入も結構増えてきた」と語りました

 国務院貧困支援開発グループ弁公室の蒋暁華報道官によりますと、政府は、農村部貧困地域の産業発展を支援しており、これによって、貧困地域の住民により多くの雇用チャンスを提供することができ、住民の収入を増やすことができます。また、貧困地域のインフラ整備を進めると同時に、貧困撲滅資金を地元の競争力のある産業に提供するよう各地政府に求めているのです。

 ところで、今の金融危機の影響をいかに解消するかについて、蒋暁華報道官は、「この問題解決のためには、農村部での小額貸付を増やし、貧困地域の実情に見合った金融サービスを提供する。また貧困地域の住民に雇用チャンスを作り出すと同時に、出稼ぎ労働者に育成訓練のチャンスを提供する必要がある」と指摘しました。(翻訳:任春生)

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