中国を公式訪問したアメリカのクリントン国務長官は、21日北京で、「中国と共同で気候変動による世界的問題に対応していきたい」と表明しました。

　21日、クリントン国務長官は、北京太陽宮発電所を見学し、また清華大学の教師や学生と懇談しています。クリントン国務長官はその際、中国と共に努力し、双方の重要なパートナーシップの構築に努めたいというアメリカ政府の姿勢を示した上で、「クリーンエネルギーの使用を奨励し、エネルギーの効率を高め、両国に有利な技術譲渡を実施して、クリーンエネルギーを協力的開発を広めていく。これら技術は経済の持続的発展や気候変動がもたらす世界的な重要問題の解決にとっては非常に重要だ」と強調しました。

　クリントン国務長官が訪れた北京太陽宮発電所は、汚染物を排出しない設備をもち、これは中国とアメリカが共同で建設したものです。

　なお、クリントン国務長官は22日昼中国での訪問を終え北京を離れています。（朱丹陽）