ガザ地区の長期停戦について協議するためにエジプトを訪問したパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの代表団は、イスラエルと協議で合意に至らず、5日、それぞれダマスカスとガザ地区に戻りました。
ハマス代表団のメンバーはその日、「イスラエルがガザ地区を閉鎖している問題について、ハマスとの間で食い違いが存在している」として、ハマス側でカイロ交渉の再開期日が決まっていないことを明らかにしました。
また、同じ日、イスラエル国防軍の報道官は「イスラエル軍はこの日の夜、ガザ地区の境界付近でパレスチナの武装要員を射殺した」ことを明らかにしました。この武装要員はイスラエルに潜入し、イスラエル軍の警告を無視したため射殺されたということです。
同じ日、イギリスのブラウン首相とパレスチナ民族解放機構のアッバス議長は会談後、ガザ地区の再建にできるだけの支援をするよう、国際社会に呼びかけました。さらに、ブラウン首相は、今週、イスラエルのオルメルト首相に書簡を送り、人道的援助がガザ地区で確実に行われるよう求めました。
このほか、サウジアラビアを訪問中のトルコのギュル大統領は5日、首都リヤドで、「トルコは引き続きイスラエルとの友好関係を利用して、中東和平プロセスを推進していく」考えを示しました。(翻訳:ヒガシ)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |