中国中央農村工作指導組弁公室の陳錫文主任は2日、北京で「農業生産の安定した発展と農民収入の持続的な増加を維持することは、2009年農村に関する任務で最も重要なものである」と述べました。

　陳主任は2日、国務院新聞弁公室が主催する記者会見で「国際金融危機の影響は、すでに中国の農業と農村経済に及んでいる。現在、中国の農業と農村発展は農産品価格の下落と一部の農村からの出稼ぎ労働者が金融危機で失業したことの２つの問題に直面している」と発表しました。

　1日に公布された2009年の第1号文書について、陳主任は「今年中央の第1号文書は農業発展への支援を強化し、農業生産の安定した発展を維持することなど28項目の具体策を打ち出した」と説明した上で、「中国各地では失業し、自宅に帰った出稼ぎ労働者に対する職業訓練が行われているほか、彼らがインフラ施設の建設に協力するよう促している」と発表しました。（翻訳：トウ　徳花）