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四川の留学生、温家宝首相に油絵を贈呈

2009-02-01 16:51:44     cri    

 スペイン・マドリードを訪問中の温家宝首相は現地時間の1月31日、スペイン駐在の中国大使館の館員、中国関係機関、華僑や華人、留学生と懇談しましたが、その際、こんなエピソードがありました。参加できなかった留学生が大使館を通じて温家宝首相に油絵を贈ったのです。

 大使館員:もしもし、徐錦晶さんですか?

 徐さん:はい。そうです。

 大使館員:こんにちは。私は、温家宝首相代表団のスタッフです。温首相があなたとお話します。

 徐さん:温首相、あけましておめでとうございます。

 温首相:徐錦晶さん、こんにちは。新年、おめでとう。あなたが描いた絵、『寄り添い』手にしました。そして、多くの留学生たちの気持ちが伝わってきました。

 温家宝首相と留学生の徐さんの電話を通じ会話です。

 スペインに留学している四川省出身の徐錦晶さんは1月31日、マドリードの中国大使館を通じて、自ら描いた『寄り添い』という油絵をスペインを訪問中の温家宝首相に贈りました。

 この絵は、去年の5月12日に発生した四川大地震で廃墟となった北川の様子を描いたものです。四川大地震発生後、温家宝首相は直ちに被災地を訪れました。絵の中で温家宝首相は、重大な被害を受けた北川中学校では、重々しい表情で震災後の四川を見つめています。温家宝首相は両親をなくした2人の女の子を胸にぎゅと抱きしめています。

 この絵の名前は『寄り添い』。

 地震発生後、温家宝首相は7回被災地を見舞いました。そして、今年の春節は、被災地の住民と一緒に祝い、過ごしました。

 祖国を遠く離れたスペインのマドリードでも、ずっと被災地に関心を寄せている温家宝首相は、この留学生の絵を観て、海外の中国人が祖国に関心を持っていることをしみじみと感じたことでしょう。徐さんは懇談会に参加できませんでしたが、電話を通じて温家宝首相と言葉を交わすことができました。

 「絵は真実です。それは地震が発生して2日目、私が北川中学校で撮った写真です。この絵を見ると、多難、邦を興すという言葉を話したことを思い出します。祖国の美しい明日のために力を尽くして頑張りましょう。皆さんによろしくと伝えてください。」

 温首相の励しの言葉に、徐錦晶さんは非常に感動しました

 「四川省の留学生として、温首相の言葉を聞いてとても感動しました。これほど温かな大家族のような国にいるのですから、あらゆるの困難を乗り越えることができるでしょう。温首相の教えを必ず心に銘じて、しっかり勉強し、将来の祖国のために力を尽くしたいと思います。温首相もお体に気をつけてください。私たちは温首相を愛しています」

 これは31日にマドリードであった、温首相のスケジュールにはなかった小さな出来事です。しかし、温首相の電話から、単なる小さなことではなく、海外の留学生に国へ愛しい想いを託していることがわかります。この絵もただの「寄り添い」という油絵ではなく、その背後に留学生たちの祖国への離れがたい気持ちが感じられます。

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