春節は旧暦のお正月のことで、中国の最も伝統的な祝日です。ここ数年、ほかの国々も春節を祝うようになってきました。春節が近づきますと、国々の指導者たちが中国に祝電を送ってきます。春節には、パリのエッフェル塔は中国人の好きな赤色のイルミネーション、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルは色とりどりのイルミネーションで飾られます。また、多くの国々の繁華街では祝日のパレートが行われます。アメリカのニューヨークは春節を法定の祝日に指定しました。このように、中国の春節はすでに世界的な祝日となっているのです。

　春節までもう2日、ワシントンでは、春節のプレリュードが奏でられるようになりました。

　ノーマン・スワンソン氏はアメリカのある投資会社の総裁です。スワンソン氏は1974年から中国とアメリカを往復するようになり、これまでに、すでに400回を超えました。スワンソン氏はアメリカ在住の中国人が開いた　春節レセプションに参加したこともあるほか、中国で春節を過ごした経験もあります。春節について、「春節は中国の人たちが思う存分楽しむ祝日ですね。中国人の友人とは非常に仲が良く、一緒にお酒を飲んだり、食事をしたりと、とても愉快だ。中国の春節は私にとって、素晴らしい祝日ですよ」と話しています。

　春節の雰囲気は一部の国際機関にも広がっています。世界銀行とIMF・国際通貨基金の中国職員協会の施海雁副会長は「去年から協会は春節レセプションを開くようになった。各国の職員数千人が参加し、それぞれ得意な出し物を披露しています」と話しています。

　ブラジルでは、ここ数年、中国の12支を題材とする切手を発行し、春節を祝っています。今年、ブラジル郵政公社はリオデジャネイロで丑年記念切手の発行記念式典を行い、旧暦のお正月の到来を祝いました。ブラジル郵政公社が12支の切手を発行するのは、蛇年と馬年に続いて3回目となります。同郵政公社リオデジャネイロ支局のマリオ局長はこのように話しています。

「中国文化と関わる切手の発行は、今年で3回目です。ブラジル国民は中国文化に強い興味を示しています。切手は世界に共通するもので、各民族の相互理解を促すことができます」

　カナダでは毎年、首相が必ず国内にいる中国人に春節のメッセージを送ります。ハーパー首相はこのように春節を祝う気持ちを表しています。

「カナダ政府とすべての家を代表し、皆さんのご健康、ご活躍をお祈りします」（01/24　担当：Yin　専門家：横山）