中国乳製品工業協会は23日、有害粉ミルク事件で被害を受けた人たちへの賠償がほぼ終わり、被害者の9割が賠償金を受け取ったと発表しました。
それによりますと、全国で有害物質メラミンが混入された粉ミルクを飲んで健康被害を受けた乳幼児のうち、死亡した乳幼児6人を含め、90.7%に当たる26万人あまりの保護者が22日までに、メーカー22社が提示した補償金を受け取りました。
残りの被害者のうち、補償金を拒否し、訴訟を望む保護者は極めて少数だということです。
メーカー側は昨年末、死者に20万元(約260万円)、重症者に3万元(約39万円)、軽症者に2000元(約2万6000円)の補償金を支払い、後遺症の医療費も被害者が18歳になるまで補償することを被害者に提示していました。(丹・大澤)
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