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ロシア ガス輸送に関する合意文書は無効

2009-01-12 17:11:41     cri    



















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 ロシアのメドベージェフ大統領は11日、「EUとロシア、ウクライナが調印した天然ガス輸送監視団に関する合意文書に、ウクライナが但書(ただしがき)を加えた。ロシアはウクライナが調印した合意文書を受け取っていない」と述べました。

 メドベージェフ大統領はまた、「ウクライナが合意文書に但書を加えたことは、ガス供給再開に向けたロシアとEUの合意文書を損なうものである」と指摘しました。

 メドベージェフ大統領はさらに、「ロシアが調印したものと同じ文書に、関係者全員が調印すること、監視団がパイプラインやガス貯蔵施設などを調査することは供給再開の条件だ」と強調しました。

 プーチン首相も欧州委員会のバローゾ委員長と電話会談を行い、「ウクライナが調印した文書はロシアにとって受け入れられないものだ」と改めて強調しました。

 去年12月31日、天然ガス価格とウクライナの債務不払問題をめぐるロシアとウクライナの交渉が決裂し、1月1日、ロシアはウクライナへのガス供給を停止しました。

 6日、ウクライナを経由して欧州諸国に供給している天然ガスが大幅に減少しました。

 7日、ロシアは「ウクライナがロシアからのガスを抜(ぬ)き取(と)った」と非難し、ウクライナ経由の欧州諸国へのガス輸送を停止しました。

 EUは天然ガス消費量の約25%がロシアに依存し、そのうちの80%はウクライナを経由しています。

 ロシアのガス供給停止で欧州の多くの国が影響を受け、特にロシアにガス供給を依存する東欧諸国は大きな問題となっています。

 欧州は年明けからの大寒波(だいかんぱ)に見舞われ、気温も連日氷点下となっています。

 しかも、ガス供給停止で暖房器具が使えなくなるなど、日常生活にも大きな支障が出ています。

 このガス供給をめぐる紛争でロシアとウクライナの対立が激化しています。

 旧ソ連の一部であったウクライナはNATOへの加盟を目指しており、政府はEUとアメリカに接近する外交を展開しています。

 ロシアはガス供給問題によって政局不安と世界経済危機のマイナス影響を受けているウクライナに大きな圧力を加えています。

 こうした情勢の下、ガス供給が再開されるまでに、なお時間がかかるだろうと見られています。  

 (ジョウ)

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