7日、ロシアはウクライナを経由してバルカン地区や西ヨーロッパ諸国に送っている天然ガスの供給を完全に停止しました。このため、ヨーロッパ諸国の天然ガス供給が厳しく影響され、各国は強い反発を示しています。
ウクライナのナフトガスは「ロシアがガス供給を停止したため、ウクライナは仕方なくEUへのガス供給を停止しなければならない状況だ」と示しました。しかし、これに対してガスプロムは「ロシア側はガス供給を停止したことがないが、ガスはウクライナに占用された」とウクライナの言い分を非難しています。ロシアのメドベージェフ大統領はウクライナのユーシェンコ大統領とこの問題をめぐって電話会談を行いました。
7日、ルーマニア、オーストリア、ブルガリア3カ国は「ロシアからの天然ガス輸入は停止された」と表明しました。さらにルーマニアは「国内の天然ガス供給は不足状態となった」と発表しました。
欧州委員会のバローゾ委員長は当日、ロシアのプーチン首相とウクライナのティモシェンコ首相にそれぞれ電報を送り「EU加盟国を両国のガス紛争に巻き込ませることは受け入れられない。両国は直ちにEU諸国へのガス供給を回復するよう」求めました。
この日、EUの輪番議長国であるチェコのトポラーネク首相は「もし1日間以内でロシアの天然ガス供給が回復しなければ、EUは強く反応を出す」と述べています。
本部がパリにあるIEA・国際エネルギー機関とアメリカ国務省は7日、「ヨーロッパへの天然ガス供給を停止することは受け入れられない」とそれぞれ示しています。(01/08 翻訳:Yin 専門家:吉田)
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