今年は「中日平和友好条約」締結30周年であり、「中日青年友好交流年」でもあります。そうした中、中国国際放送局の取材班が先ごろ日本を訪問しました。日本滞在期間中、各界の友好人士は「日中の民間交流を強化し、特に青少年の交流を強化することは両国の友好関係を発展させる重要な基礎だ」と強調していました。そこで今日は民間交流についてお伝えましょう。
取材班が日本に着いた翌日、第11回日中カラオケコンクールの決勝戦が東京で行われました。両国から28人のカラオケ愛好家が参加し、相手国の言葉で相手国の歌を歌い、会場は熱気に包まれました。
最終的に日本の植山さんが中国の「チベット高原」を歌って、また中国の生志恒さんと呉贇宇さんの男声コンビが最優秀賞に輝きました。民間交流は中日友好関係の発展にとって重要な意義があると、記者たちはこの4日間にわたる訪問で深く感じました。著名な日中友人、西園寺一晃氏は取材を受けた際、両国民の友情を発展させる重要性を強調しました。
「民間交流、特に青少年交流を大変重要視して、少し時間を掛けてでも、やっていこうということ、これは変わりません。つまり、胡錦涛さんの考え方が非常に客観的で、正しいと思うのは、歴史認識問題が大変重要だ。さまざまな交流をやって、さまざまな接触をして、国民感情をよくしていく中で、変えていくと解決していく。これは非常に実質です」
中日の民間交流をより推進するため、日本の民間友好団体と各界の友好人士は絶えず努力を払ってきました。1980年代に設立した日中友好会館はその一つです。ここ数年、日中友好会館は両国の青少年交流活動の派遣と受け入れを行っています。日中友好会館の呉徒勇・中国代表常任理事は「中日青少年交流年活動に自ら参加して、両国は地理的には遠くはないが、青少年の相互理解は十分ではないと感じた。相互理解を深めるには実際的な心と心の交流が必要だ」と指摘しています。
「青少年たちは相互訪問をする前、冷たく扱われるのではないかという心配があった。だが、学校での交流やホームスティを通じて、体験が深まったことで、こうした心配はすっかりなくなった。これは中日の人々は友好的かつ、率直で、誠意のあることを示すものです」
今年、両国は中日青少年友好年として、文化や学術、環境保護、科学技術などの分野で一連の青少年交流活動を組織しました。今年から4年連続して毎年、4000人の青少年の相互訪問を行なう計画です。これについて、中国社会科学院日本研究所政治室の高洪主任は「青年は未来を代表している。青少年交流を発展させることは中日の世々代々友好の希望がある」と話しています。(翻訳:トウエンカ)
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