世界銀行のゼーリック総裁は14日、四川大地震被災地を訪問した際、「来年の1月には世銀の理事会の許可がおり、世界銀行は被災地に5億ドルあまりの貸付をすることができる」と示しました。

　ゼーリック総裁は中国財政省の招きによって、13日から16日まで中国を訪問し、14日には四川地震被災地へ赴きました。ゼーリック総裁は四川の人々が受けた地震の被害に同情を示し、また世銀がこれからも自身の世界的な経験と専門的な資源によって被災地の人々を援助していくと述べました。

　それによりますと、世銀が提供した5億ドルあまりのうち、9割は綿陽、広元などの被害がひどかった町のインフラ施設建設に用い、残りは衛生機構の再建に投入します。（楊　大澤）