今年最後の中国青年代表団の壮行会で、日本に行く前の皆さんに日本で見てみたいところ、してみたいことについて聞いてみました。
青年代表団も高校生代表団もいずれも、日本の色々なことに強い好奇心を抱いていることが分かりました。
「自分たちの魅力的なところをアピールし、また、日本の若者の良い面も見させてもらいたい」、「日本の特有の文化に触れてみたい」、「企業経営の細かやな配慮について学びたい」などと期待を膨らましている団員たちにマイクを向けてみました。
【高校生代表団】日本の文化に直に触れてみたい!
■寧夏自治区・銀川市高校二年生の張恵さん、郭玲秀さん
日本の有名な政治家に会えることを楽しみにしています。9日間で、政治、社会、経済、文化などさまざまな面で日本のことをもっと理解できたらいいと思います。日本は先進国です。よくない戦争がありましたが、「暖春の旅」に見られるように、両国の関係は改善しつつあります。私たちは日本の人々が善良だということを知っています。歌舞伎、茶道、相撲などは日本の特色ある文化です。これらにとても魅力を感じます。
■雲南省・昆明市外国語学校2年の鵬尚さん、蔡瑞秋さん
二人で、中日青少年歌合戦に出場します。日本語がわからない分、歌詞を音として覚えるので、何度も何度も聞き返して練習します!中央歌劇舞踏団のお兄さんや、お姉さんにはとてもかなわないですが、一生懸命練習してきました♪
■寧夏自治区・銀川市高校二年生の陳東くん、李国賓くん
夏休み中に訪問団のことで連絡を受け、びっくりしました。友達もみな、すごく驚いていました。大和民族の文化を知りたいです。日本語が分からないですが、英語と漢字でがんばって交流します!
■四川省・阿バ[土貝]州の男子生徒(チベット族)
一番見てみたいところは東京です。大都市の華やかさに憧れています。説明会で「いただきます」「ご馳走様でした」を教えてもらいましたので、しっかり練習して、日本でいっぱい使ってみたいです♪
■新疆ウィグル自治区石河子民族第一中学・スビンナさん(ウィグル族、15歳)
「私には5歳下の妹がいます。小学校5年生です。日本訪問の代表団団員に選ばれた連絡は、母が電話で知りました。冗談かと信じられなかったです。妹は私以上に興奮していました。日本の着物を買ってきてほしいと言われました。高くても妹が好きなら、買ってきてあげたいです。
これまで、漫画などを通して、日本のことを知っていました。『ドラえもん』も『鉄腕アトム』も大好きです。人々もいつも微笑んでいるので、良いイメージがあります。
大使館主催の説明会で、日本の環境保護の歩みを知り、印象に残りました。きれいな環境を整えようとする日本人の精神に学びたいです。」
【青年団代表】日本企業の細部を見たい!
■中央音楽学院のクラリネットの教師・ユアンユアンさん
今回は初めての訪日。日本の学校、できれば、音楽教育に取り組んでいる学校に行って、先生や生徒と話をしたいです。日本の教育理念や教育制度をはじめ、音楽教育の上の経験など、様々なことを知りたいと思っていますし、参考にしたいと思っています。
日本は近代化が進んでいる国で、国民も勤勉で、苦労をいとわず、粘り強い印象があり、学べる民族というイメージがあります。
■中国管楽団の団員・ジャンシュアイさん
青年代表団のメンバーとして訪日できることになり、たいへん興奮していました。日本は五輪を3回主催したことがある国で、素晴らしい建築物があると聞いています。風景や建物が見られることを楽しみにしています。
日本の若者に中国の若者の一番素敵な面、自信たっぷりで、魅力のある一面を見せたいと思っています。日本人の若者もとても素養が高いと聞いていますので、彼らと相互交流し、学びあえることを楽しみにしています。
■企業団の孫永団長
企業団は全国各地、各業種の青年企業家32人からなっています。みな、訪日に対して、たいへん意欲的です。鉄道関係、民間航空、ハイテク、医薬、農業など、それぞれが自分の分野に関連する施設を見学できることを期待しています。
■アメリカのNBAにも製品を提供しているPEAK体育用品有限公司(福建省泉州市)の許志華CEO
日本の先進的な企業理念を知りたいです。私たちの企業経営はこれまで、規模を大きくし、売り上げを伸ばすことばかり考えて、細部に対する配慮が足りないように感じています。
今後の企業間競争は細部が決め手になります。日本は細やかな配慮が行き届いているイメージがありますので、こういったところで、日本の経験を学びたいです。(黄恂恂、王小燕)
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