一過性脳虚血発作とは、以下のような症状が出ることです。
食べ物を箸から落としてしまう、目の前がかすんでしまう、物が二重に見える、どちらかの手足がしびれる、言葉が思い出せないなどです。
そして、カルフォルニア大学の調査では、一過性脳虚血発作を訴えた人の4ー20%が90日以内に、約50%の人が2日以内に脳卒中を発症していたということです。
一過性脳虚血発作の主な原因は、血栓です。 血栓は脂肪、不純物、血小板、フィプリンなどが血管壁にくっつくことにより常に作られています。
そして、血液の流れによりこの血栓がはがれ、血管の細いところにつまってしまうと血液が流れなくなり、一過性脳虚血発作を引き起こすのです。
血栓により引き起こされる、体内の細い血管のつまりを防ぎ一過性脳虚血発作を予防する3つのポイントがあります。 1つ目は血栓を溶かすことです。
そこで、血栓を溶かす物質を増やしてくれる食材の組み合わせがあります。 それは、味噌、豆腐、納豆などの大豆食品と玉ねぎやネギなどとの組み合わせです。
そして、ネギ類を生ですりおろして大豆食品に混ぜると、血栓を溶かす物質を増やすネギ類の効果を活かすことができます。
2つ目は、血栓を血管壁にくっつけないことです。
そのために、朝コンブ水を飲むと効果的です。コンブに含まれるフコイダンという成分が血小板が血管壁に接着するのを妨害し、血栓の形成を防ぐことができます。
フコイダンは水溶性なので水に溶かすとより吸収されやすくなるため、朝コップ1杯のコンブ水にレモンやみかんなどの柑橘類を入れるとさらに効果的です。柑橘類に含まれるクエン酸が、血栓を細かくしてくれるためです。
コンブ水(ゆずコンブ水)の作り方:
<材料> コンブ(3cm角) 1枚、水 180cc、ゆずの絞り汁 適量
1.洗ったコンブ水を水に入れ密閉し、冷蔵庫で1晩おく。
2.コンブを取り出して、ゆずの絞り汁を入れて飲む。
※甲状腺の病気のある人は飲まないようにして下さい。
※その日に飲み終えて、作り置きはしないで下さい。
3つ目は、細い血管の弾力性を高めることです。春ポカポカしてくると脳の自律神経が乱れ、脳の血管が硬くなるため一過性脳虚血発作に注意が必要です。
そこで、血管をほぐし柔らかくする必要がありますが、アルギニンというアミノ酸に脳血管を柔軟にし脳血管流を増やしてくれる効果があることが分かっています。
アルギニンから作られる一酸化窒素が、血管を押し広げてくれるのです。
そして、アルギニンはマグロ、牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳、卵、豆腐などに含まれていますが、特にマグロに多く含まれています。
アルギニンは酸化されやすいため、しょうゆを加えてカバーすると効果的に摂ることができます。
また、アルギニンはシルトリンという成分と組み合わさり血管中の一酸化炭素を増やすため、シルトリンを多く含むキュウリを一緒に摂るようにしましょう。マグロをしょうゆ漬けにキュウリを加えて食べるほうがいいです。
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