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がんを予防する食材と食事
   2008-06-25 11:15:21    cri

 朝は、ホルモンバランスを整えてがんの目を摘む大切な時です。そして、そのために朝食では特に大豆食品を摂るように心がけましょう。

 朝はストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの働きが活発になります。コルチゾールは体温や心拍数を上げ眠っている身体を起こすという大事な働きをしますが、免疫力を落としてしまいます。

 免疫力が落ちるとがんの芽ができやすくなりますが、大豆に含まれているイソフラボンにこれを抑える効果があるのです。さらに、大豆食品はオリゴ糖と一緒に摂ることにより、がんや更年期障害の予防効果がより強力なスーパーイソフラボン(エクオール)に変化します。

 スーパーイソフラボン(エクオール)はイソフラボンが分解されたもので、イソフラボンを分解してくれる腸内の善玉菌を増やすためにオリゴ糖が必要なのです。血中にエクオールがない状態のがん発生危険度を1とすると、血中にエクオールが少しあると0.7、たくさんあると0.3まで危険度は下がります。

 イソフラボンのままだと体内で吸収されずに排出されてしまいますが、スーパーイソフラボン(エクオール)に変わると腸内で吸収され力を発揮するのです。イソフラボンとオリゴ糖を合わせて摂取した時の方が、イソフラボンのみ摂取した場合よりも血中のエクオール量が2倍近く増えます。

 オリゴ糖を多く含む食材は、玉ねぎ、ゴボウ、バナナなどです。

 朝食には大豆食品50gとオリゴ糖食品50gを一緒に摂ると、がんと更年期障害の予防に効果があります。

 そして、一口でも良いのでオリゴ糖を含む食材の方を先に食べるようにしましょう。朝起きてから1時間後に食べるのが、最も効果があります。

 また、苺の継続的な摂取は、がんの予防に効果的であると言われています。そして、苺の食物繊維成分であるペクチンを生かすことにより、がん予防効果を高めることができます。ペクチンは小さい分子の方が吸収されやすいことが分かっており、熱を加えることにより分解され小さくなります。

 したがって、苺を食べる前に加熱しジャムなどにして食べることにより、ペクチンのがん細胞抑制効果を約4倍高めることができるのです。さらに、加熱した苺、豆類、穀類を組み合わせることで効果はさらに高まります。簡単なレシピは、トースト、苺ジャム、豆乳の組み合せです。

 もう一つ、がんの予防に効果的な食材があります。がん細胞は10~20年体内に潜伏し、そしてそこから何段階かの変化を経て本当のがんになります。

 よって、本当のガンになる前にがん細胞を壊してしまえばがんを予防でき、市販のチーズにガン細胞の増殖を抑える働きがあることが分かったのです。

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