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北京老年医院、91人の震災負傷者に最善の治療を
   2008-06-07 21:33:00    cri

 6日、北京西郊外・百望山のふもとにある北京老年医院を取材しました。ここは北京で、四川大地震で怪我した人の治療に当たる唯一の指定病院です。28日夜から、北川、綿竹、徳陽などの被災地から来た患者91人が入院しています。患者のうち、最高齢は80歳、最も小さい子どもは4歳です。

 旧名は北京胸科病院。敷地面積17万平方メートル。病室からは西山の連峰が見え、境内はうっそうとした緑に囲まれていて、花園のような病院です。

 「大地震発生後、震災現場に派遣した医療チームの中に、残念ながら、老年医院の医療関係者が選ばれなかった。だからこそ、北京市が被災地の患者を受け入れるという情報を聞くと、真っ先に、全体会議を開き、申請を出すことを決めました。」

 このように語る楊兵院長は、また、「環境の良さに加えて、完備したリハビリ施設を持っている。さらに、一人一人に対して、総合的なリハビリプランを立てて治療できる」ことが、北京市衛生局が受け入れ先に選定した理由だと語ります。

 また、「受け入れ準備はみんなの協力により、すばやいペースで展開できた」と言います。例えば、まとまった病棟を用意するため、入院している患者さんに移動をお願いしたところ、全員から快い協力を得、さらに、同行してくる患者の家族に住まいを提供するため、独身寮の3人部屋を6人部屋に改造して、部屋を空けてもらいました。

 今回は北京市を代表しての治療ですので、全市から最高レベルの医師と専門家たちの力も結集しています。

 病院では、数多くのボランティアたちにも出会いました。病棟内での掃除、看護のほか、子どもの患者と一緒にゲームをしたり、授業をしたりすることもしています。また、四川料理を経営しているレストランから地元の料理を作るために、調理師2人が派遣されています。

 病室に入って取材できる人は限られましたため、私は中まで入れませんでしたが、帰る前に、庭で元気良くボール遊びをしている男の子に出会いました。綿竹の五星村から来た寥宇くん、6歳です。地震が起きた時、幼稚園にいた寥宇くんは、倒壊した校舎の下敷きになり、頭がい骨を骨折しました。「子どもの回復は早くて、お陰で、今はすっかり元気になりました」。四川から同行して来た父親は、走り回っている息子の姿を眺めながら、微笑みながら話してくれました。詳しい内容は月曜日放送の『経済直行便』をお聞きください。(王小燕)

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