22日から25日にかけて、五輪のメインスタジアム・国家体育場(「鳥の巣」)でテスト大会「グッドラック北京ー中国陸上オープン」が行われました。男子110メートルハードルの世界記録保持者劉翔選手も参加し、9万人収容できる館内はほぼ満席となりました。
参加者は中国各省だけでなく、日本、オーストラリアなど世界各国からも来ています。五輪の出場選手にとって、今回は会場に慣れるための最初で最後のチャンスとなります。
初日では、四川大地震で犠牲となった人たちのために黙祷が行われました。また、四川出身の選手の名が読み上げられる度に、四川に対する応援の気持ちを表すかのように、場内からは格別に大きな歓声が沸き起こりました。
23日の試合を私は見に行きました。「鳥の巣」の中はとても幻想的な空間で、真昼のように明るい明かりがともされ、引き込まれるような不思議な魅力を感じます。できることなら、このまま五輪の開会式までずっと座っていたいと思うほどでした。
また、「鳥の巣」の内装は、黒と赤の鮮やかなコントラストで、京劇のくまどりを思い出させます。
会場を出た時、七色に変化する「水立方」にも思わず見とれてしいました。
北京五輪の足音が聞こえてきました。(王小燕)
|