|
|
社区公園からの眺め |
公園の入り口 |
「社区」とは、中国の基本的な地域社会の単位で、「コミュニティー」ともいいます。「オリンピック社区」は、北京の昔からの市街地である「東四」にあります。面積1.65平方キロ、住民は約4万8000人です。
北京オリンピックの組織委員会は本部ビルが完成する前に、2002年から4年間、この町にオフィスを構えていたことがきっかけで、東四街道委員会(町内会)は、北京オリンピックの開催を自らの町おこしに生かして一連の取り組みを行ってきました。今や、「東四」の町は町並みの美化や、インフラの整備、または、人々のコミュニティーメンバーとしての意識の向上など、様々な面で、大きな変化が見られます。
|
|
憩いの場 |
育児経験を語り合う |
街づくりのために責任者が政府とかけ合って、予算をとり、その資金でインフラ整備に力を入れました。旧来の住宅街に対する整備のほか、総面積1万平米余りの緑化ゾーン・オリンピック公園を整備したり、地元住民が無料か安く利用できるスポーツ施設や図書室、集会所のある文化センターを作るなど、町並みの整備に力を入れました。人々にコミュニティー住民としての意識を高めてもらうことや、オリンピックを迎えることで様々な工夫を行いました。また、太極拳チームや合唱団など、今や200余りのサークルができました。コンクールや運動会、または無料の外国語教室、文化講座の開催など様々なイベントを開催することにより、地域住民の連帯感を強めました。
|
|
5月から毎週末、このステージで住民たちが出し物を披露している |
木々や草花の里親募集イベントも |
|
|
北京五輪組織委が4年間入居していたビル |
地域の住民には低価格で利用できる文化スポーツセンター |
この中で、太極拳チームなどは、オリンピックの公式映画の撮影にも出演し、地域の住民を元気付けたようです。さらに、今年から週一回、コミュニティー新聞も作るようになりました。
今日はこのオリンピック社区の中心エリアの一つである「オリンピック社区公園」のごく日常的なシーンをお見せします。
オリンピックに向けての北京は、こうやって少しずつ変わってきています。(王小燕)
|
|
|
センターの一室は障害者のリハビリを目指す図工室 |
身障者の手作り造花 |
社区のキャラクターは「アオワー」 |
|