今年は、中日国交正常化35周年、そしてまた中日スポーツ・文化交流年でもあります。この重要な節目に当たり、私たち中国国際放送局の日本語放送は、27日から29日までの3日間、シリーズ番組「みんなが育む中日の絆」をお送りします。今日、1回目は、「温故知新、友好伝承」と題し中国と日本の間の青年交流にまつわる話題です。
「温故知新、友好伝承」、簡単な8文字ですが、実は、意味深いもので、中国と日本の人々が遠い昔から今日まで払ってきた努力によって生まれた言葉だと思います。中国と日本の青年たちが行われてきた交流の歴史を遡ってみましょう。1956年に日本青年団協議会が発足し、20人あまりの日本の青年代表が中国を訪問し、両国の青年交流の扉を開きました。それから50年あまり過ぎましたが、交流は今も続いています。
23年前の1984年に、中国と日本の若者たちの交流を促進するため、日本から3000人の若者が中国を訪れ、盛大な交流イベントが行われました。この「中日青年交流」というイベントは、その後の両国関係の発展に非常に大きな影響を与えました。今両国の友好交流活動の中で活躍している多くの人々はそのイベントに参加した人だということです。友好の歴史を次の世代に引き継ごうと、中国は今回、当時の参加者とその子供たち合わせて200人あまりを「中日青年世代友好代表団」として招いてきました。
中国と日本の間には、その後関係がギクシャクした時期もありました。でも、一番困難な時においても、中国と日本の民間の交流はずっと続いて来ました。これは、23年前の青年交流イベントによる成果のひとつだと思います。去年から今年にかけて、日本の安倍前首相と中国の温家宝首相が相互訪問を行い、中日関係の発展に新境地を切り開いたと言えます。今後は、いかに先輩たちの友好の熱意を次の世代に伝えていくかが、課題になります。『中日青年世代友好代表団』、今年6月中旬に、23年前のイベントの継続事業として、主に昔のイベントに参加した「古い友人」を招いたものですが、大きなの特徴は、これらの古い友人達の多くが、自分の子供や後輩をつれてきたことです。このため、今回のイベントのテーマも「温故知新、友好伝承」でした。今回のシリーズ番組で、長年、中日友好交流の中で活躍してきた先輩の方々は、23年前の経験や両国の青年交流に纏わる話を興味深く物語っています。お楽しみに!
|